毎日の朝礼で Good & New を1年続けて分かったこと
毎日の朝礼にグッド・アンド・ニュー(以下、GN)をチーム内に導入して1年が経ちましたので、感じたことを記します。
※GNとはなんぞや、は最下部に簡単に。ググれば沢山出てきます。
良いこと
メンバーのひととなりが見える
常に Good or New なトピックスが発生するような環境にいる稀有な方はともかく、当然ながら業務と関係なく私生活に関する話も多数出てきます*1ので、早い段階でメンバーの性格や嗜好性などが分かります。もちろんある程度の時間をかければ見えてくることだと思いますが、早い段階でチームビルディングを達成できるに越したことはないかと。
メンバーのクセが分かる
毎日同じ口癖で始まる人*2、常にボールをこねくり回している人など、毎日観察していると話の内容以外の部分でもその人のクセが見えてきます。
良くないこと
「無駄な時間」にも思えてくる
GNの取り組み自体には、明確な目的が在るわけではない*3*4ため、なんとなく惰性になりがちです。
特に繁忙期など、すべきことが多くある時期は「この時間を資料作成に使いたい・・・」のように思うことが必ずありました。
また、重要度があまり高くない(と思いがち)ため、「今日はやらなくていいか」みたいなことに必ずなります。この辺りはチームリーダーや推進者の呼びかけが重要になるかと。
周囲の理解を得られにくい
慣れるまでは、自分たちもなんとなく気恥ずかしいものがありますが、それ以上に周囲からも不思議な目で見られます。
「いつも拍手してるけど、何してるの?」のような質問は比較的回答しやすいのですが、「パチパチうるさいんだけど、何とかならない?」や「何か意味があるの?」など聞かれると、答えに詰まります。*5
まとめ
個人的には、メリットの方が大きかったと思っています。取り組み肯定派のメンバーが多かったことも、長く続いたことの要因だと思います。GNに限らず、一つの取り組みを継続することはそれ自体に価値があると思っていますので、引き続き取り組みたいと思っています。また必ず肯定派と否定派のメンバーが存在しますので、取り組みの重要性をこまめに説いたり、リーダーが積極的に推進することが大事なんだと感じています。
(参考)グッド・アンド・ニュー(Good & New)とは
概要
- 米国の教育学者ピーター・クライン(Peter Klein)氏が提唱
目的
- アイスブレイク手法として
- 組織、チームの活性化手法として
方法
- 5±2名程度で、一つの発表チームをつくる。
- 最初の発表者を決める。
- 発表者は、クッシュボール(もしくは手のひらサイズのボール状のもの)を手にして、チームメンバーに対して一人1分程度で伝える。
- テーマは「直近24時間以内の『良かったこと』もしくは『新しいこと』」
- 発表者の持ち時間は、1人1分程度
- 発表内容に対して、チームメンバーは拍手する。
- 必ず、発表者のスピーチを肯定する。
- 次のメンバーにクッシュボールを手渡し、発表を続ける。
ポイント
- クッシュボールをいじりながら話すと、不思議とリラックスできる。(手持ち無沙汰でない)